ロンドンと日本を拠点に世界で活躍中のチェリスト伊藤悠貴が贈る「ロマンティックな定番プログラム」。愛して止まないラフマニノフを始めとするロマン派のレパートリーを中心に彼自身が選曲し、その魅力の秘密を語ります。
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Romantic
「幻想の中の現実」を追い求め、ロマン主義に挑戦し続ける人生でありたい。
(伊藤悠貴)
チェリスト
15歳で渡英。王立音楽大学在学中、ブラームス国際コンクール、ウィンザー祝祭国際弦楽コンクールに優勝し、名門フィルハーモニア管弦楽団との共演でデビュー。これまでに国内外の主要オーケストラ、多くの著名指揮者と共演し、ウィグモア・ホール、ロイヤル・フェスティバル・ホールを筆頭にヨーロッパ、アジア各国でリサイタルを開く。また国内外の主要音楽祭に客演する他、室内楽でV.アシュケナージ、J.ロイド=ウェバーなどと共演。幅広いレパートリーの中でもとりわけラフマニノフ作品、イギリスのチェロ作品に精通し、第一線で活動を展開している。2019年齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
ピアニスト(担当コーナー「浪漫探求」)
大分県別府市出身。東京を拠点に、各地で協奏曲客演、独奏、伴奏、室内楽などの演奏活動を展開。ロマン派の音楽の普及に努めると共に、愛用しているニューヨーク・スタインウェイ製のピアノを管理する池之端スタジオにて教室を開講する。作曲、文筆においても活動。これまでにディスクアート(コンフォート)より「バッハ&ショパン」「クラシックレコーディング」の2枚のアルバムをリリース。2022年5月には日本コロムビア「5 STARS」シリーズで浜離宮朝日ホールにてリサイタルを行った。
絵画研究家(担当コーナー「印象探求」)
カミーユ・ピサロ研究を中心に印象主義芸術の精神性を追求し、ロマン主義絵画・音楽・詩、また自然主義文学の考究による学際的な研鑽を重ね、多くの文化人と交流。2022年にはクラシック音楽専門インターネットラジオOTTAVA「The Romantic」準レギュラーに就任し、東邦音楽大学エクステンションセンターに於いて「印象主義と芸術のかたち」講義の講師を務めるなど、多岐にわたる活動により19世紀芸術理念の継承に注力している。日曜画家。