こんばんは 斎藤茂です。
毎週月曜日の午後6時~7時の1時間プログラムとしてお届けしています「Radio Bravo」
今夜は国内外で活躍、特にイタリアの歌劇場でも高い評価を得ておられるバリトン歌手、
上江隼人さんをお迎えしてお送りします。
今日はオペラの話し、特にオペラの帝王、ジョゼッペ・ヴェルディの音楽、そして彼の人間性について。
ヨーロッパのオペラ劇場で歌うこと、ご苦労と達成感について
ヴェルディがバリトン歌手を「変えてくれた」
ヴェルディのオペラで一番歌いたい、演じたい作品
彼は、どんな人間だったのだろう?
養護施設の草分け、ヴェルディが晩年建築したミラノ「アーティスト憩いの家」通称「ヴェルディハウス」について
などなどたくさんお話しくださいました。
上江隼人さんがリリースされたばかりのアルバム「ヴェルディアーノ」(ヴェルディ歌い、の意味)からも
たっぷりとお聴きいただきます。
なおこのアルバムは、ぶらあぼとOTTAVAがスタートした「OTTAVA+Bravo Music Store」の
2月の一枚です。
OTTAVAセレクトショップで今、このアルバムをお買い上げいただきますと、
上江隼人さんが直筆サインをしてくださいます。
2月28日(日)までの期間限定となりますので、お求めはお早めに。
詳細、ご購入ははこちらから
上江隼人『ヴェルディアーノ』 | OTTAVAセレクトショップ (official.ec)
今夜ご紹介する楽曲
ヴェルディ:1, 《スティッフェーリオ》 第3幕より 「やつは逃げた〜リーナは天使に思えた」 (スタンカー)
2、《ファルスタッフ》 第2幕より 「夢か?現実か?」 (フォード)
3, 墓に近寄るな
4, 亡命者
上江隼人さんのプロフィール
上江隼人(かみえ・はやと) バリトン
1979年生まれ。東京藝術大学音楽学部声楽科首席卒業、同大学院首席修了。
2011年ヴェルディフェスティバル(パルマ王立歌劇場主催)にてミケーレ・マリオッティ指揮
《イル・トロヴァトーレ》でルーナ伯爵をブッセート、フィデンツァの両劇場にて演じ、賞賛を浴びる。
この公演の模様は文藝春秋の内田洋子著のエッセイになり、「ピアニッシモのバリトン」として話題を呼んだ。
近年の主な出演としては、2012年2月東京二期会オペラ劇場60周年記念公演ヴェルディ《ナブッコ》タイトルロール
(アンドレア・バッティストーニ指揮 / ダニエレ・アバード演出)、
同年7月東京二期会オペラ劇場マスカーニ《パリアッチ》トニオ役 (パオロ・カリアーリ指揮 / 田尾下哲演出)、
同年パルマ王立歌劇場ヴェルディ《スティッフェーリオ》スタンカー伯爵(アンドレア・バッティストーニ指揮)、
2013年3月びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作ヴェルディ《椿姫》ジェルモン役 (沼尻竜典指揮 / アントニオ・アルフォンソ演出)、
同年10月シチリアのカターニアのマッシモ・ベッリーニ劇場に《スティッフェーリオ》スタンカー伯爵、
2014年2月東京二期会オペラ劇場ヴェルディ作曲《ドン・カルロ》ロドリーゴ役(ガブリエーレ・フェッロ指揮 / デヴィット・マクヴィガー演出)、
同年5月には、シチリアのマッシモ・ベッリーニ劇場では、ダブルビル公演の《カヴァレリア・ルスティカーナ》アルフィオ役と
《パリアッチ》トニオ役の両役を演じ好評を博す。また、同劇場の上海ツアーにも参加した。
2015年2月の東京二期会《リゴレット》タイトルロールでは、音楽の友誌や朝日新聞に「道化の絶唱」と大絶賛された。
2016年東京二期会《トロヴァトーレ》ルーナ伯爵役、日生劇場《セビリアの理髪師》フィガロ役、
2018年新国立劇場《アイーダ》アモナスロ役、プッチーニ「三部作」の《外套》ミケーレ役、《ジャンニ・スキッキ》タイトルロール、
札幌文化芸術劇場(こけら落とし公演)《アイーダ》アモナスロ役、2019年藤原歌劇団《椿姫》ジェルモン役、
《ランスへの旅》アルヴァーロ役、2020年には《リゴレット》にタイトルロールで出演、いずれも好評を博している。
NHKニューイヤーオペラ・コンサートには2015年より出場している。
藤原歌劇団団員