カテゴリーザ・コンテンポラリー, 番組情報
新番組「松尾祐孝 ザ・コンテンポラリー」のプレゼンター、松尾祐孝(マツオ マサタカ)です。
毎週金曜日の18:00〜19:00にお耳にかかります。どうぞよろしくお願いします。
12月26日=第25回のテーマは<Viva ! 邦楽器>です。私、松尾祐孝は、日本に生まれて日本で育った作曲家として、日本が世界に誇るべき邦楽器のための新たな地平を創出する作品を書くことを、ライフワークの一つの重要な柱として続けてきました。今回は、その私の邦楽器作品集といった内容で番組を構成していきます。
世界中には、さまざまな国や地域にそれぞれに独自の民族音楽が生まれ、営まれています。それらの中では、さまざまな楽器が生み出され、活用されています。そういった世界の民族楽器や伝統楽器の数々の中でも、日本の伝統楽器=邦楽器の持つ多様性と普遍性は、世界的に見ても非常に魅力的です。西洋クラシック音楽のオーケストラと対峙して協奏曲の独奏楽器となりうる楽器が多数存在します。私は、そういった邦楽器に恵まれている日本に生まれて、何かの縁に導かれて作曲家となったことを、とても幸運なことと感謝しています。これからも、邦楽器に関わる作品をどんどん作曲していこうと考えています。
今回の番組では、琵琶、二十絃箏、雅楽三管(笙・篳篥・龍笛)、箏(十三絃)が主人公となっている拙作4曲をお聴きいただく予定です。また、合奏の中にはその他の邦楽器、篠笛、尺八、十七絃、三味線、邦楽打楽器などの音も聴こえてきます。日本が世界に誇る邦楽器のサウンドを、どうぞお楽しみに!

この写真は、番組内で紹介する予定の一曲、先日に《EXPO2025大阪・関西万博》会場内で開催した【木の文化の音楽祭】のオープニングを飾った作品<松尾祐孝作曲/日輪燦燦〜雅楽三管の為の幻想曲)のステージ風景です。演奏者は、左から、鈴木絵理さん(篳篥)、〆野護元さん(龍笛)、中村華子さん(笙)です。背後に見えるのが大屋根リングです。
では、12月26日(金) 18時から配信<ザ・コンテンポラリー>第25回でお会いしましょう。