カテゴリーザ・コンテンポラリー, 番組情報
新番組『ザ・コンテンポラリー』の第9回、お楽しみいいただけたでしょうか。今回のテーマは<AI の時代に寄せて〜キューブリック作品の音楽>でした。クラシック音楽を中心とした名曲の数々を極めて美しい映像とマッチングさせて話題作や問題作を発表してきた天才的映画監督、スタンリー・キューブリックの映画、「2001年宇宙の旅」と「時計じかけのオレンジ」に登場するクラシック音楽を探訪しました。前者のストーリーの鍵を握る宇宙船のコンピューター(AI=人工知能と言ってようでしょう)HALを話題の起点として、日本AI音楽学会の紹介も含めて、さまざまな話もしました。
番組内で再生した楽曲等の情報、及び私のブログなどの参考資料は下記の通りです。
M1 R.シュトラウス作曲/交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 作品 30 より 導入部〜自然の主題 (1896 年作曲・初演) 大野和士指揮/バーデン州立歌劇場管弦楽団
M2 ヨハン・シュトラウス2世/「美しく⻘きドナウ」 作品 314 オンドレイ・レナールト指揮/シュトラウス・フェスティバル・オーケストラ
参考楽曲:リゲティ「アトモスフェール」
https://www.youtube.com/watch?v=E-bemE-bCXQ&list=RDE-bemE-bCXQ&start_radio=1
参考楽曲:リゲティ「ルクス・エテルナ」
https://www.youtube.com/watch?v=GwlksfO729I&list=RDGwlksfO729I&start_radio=1
M3 ジョアキーノ・ロッシーニ作曲/歌劇「ウィリアム・テル」序曲 クリステフィアン・ベンダ指揮/プラハ・シンフォニア
M4 エドワード・エルガー作曲/行進曲「威風堂々」第4番 エイドリアン・リーバー指揮/スロヴァキア放送交響楽団
M5 エドワード・エルガー作曲/行進曲「威風堂々」第1番 エイドリアン・リーバー指揮/スロヴァキア放送交響楽団
ここ二、三年の生成AIの発展と普及の勢いには凄まじいものがあります。人類の発展の過程での現代の潮流としては避けて通れないAI(人工知能)ですが、生成AIを手軽に扱える時代の到来は、音楽のみならず著作権や肖像権が絡む芸術作品や商業コンテンツの制作に関わっている芸術家・作曲家・クリエイターにとっては、のっぴきならない脅威となってきている面が大きいことも否めません。
さて、AIの更なる発展と普及の中で、私たちの取り巻く音楽(創造される作品、商業的コンテンツ、演奏への活用再生の方法、リサーチの方法、etc…)はどのように変化していくのでしょうか。
最後に、番組の中で少々お話しした日本AI音楽学会のホームページと、来たる10月11日(土)〜12日(日)に開催予定の《第8回日本AI音楽学会フォーラム》&連携イベントについてのご案内をリンクしておきます。
日本AI音楽学会 ホームページ: https://www.jaims.senzoku.ac.jp/
《第8回日本AI音楽学会フォーラム》&連携イベント ご案内:https://www.jaims.senzoku.ac.jp/event
では来週もまた金曜日の18:00〜19:00にお会いしましょう。