カテゴリー上方クラシック倶楽部, 番組情報
クラシック音楽においては東京以上の歴史と伝統を持ち、時代を代表する音楽家や作曲家を
数多く輩出、音響/設備の良いホールや、瀟洒なサロンが点在する関西の音楽界。
しかし、昨今のメディアの東京偏重の弊害で、その魅力、情報が全国に
伝わりにくいのが現状です。そこに一石を投じ、関西の音楽シーンの「推し」を
国内外に広く紹介するレギュラープログラムが「上方クラシック俱楽部」。
関西のクラシック界の新しい情報、おすすめの音楽家や演奏会、コンサート・ホールや サロンを、
ゲストも交えながら、毎月1回のペースでお届けします。
プレゼンターの崎本哲生さんはクラブ関西の専務理事にして、アマチュアオーケストラで
コンサートマスターを歴任したヴァイオリン奏者、音楽愛好家。

11月のゲストは経済学者の猪木武徳さんです。

クラシック愛好家で、ご自身もピアノを演奏される猪木先生。
感動とはいったい何か?その3つの切り口
社会思想と音楽との関係について
ピアノを弾く喜び、レパートリーについて
などなど
日本を代表する経済学者のおひとり、猪木武徳さんが
クラシック音楽について、さまざまな見地からお話しくださいました。
じっくりとお付き合いください。
《楽曲》
1,ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番ハ長調Op.59-1
「ラズモフスキー第1番」~第3楽章
2,バッハ:マタイ受難曲 BWV.244~憐れみたまえ、我が神よ
3,シューベルト:4つの即興曲D.899~第3番変ト長調
ディヌ・リパッティ(ピアノ)
《ゲスト・プロフィール》
猪木武徳(Takenori Inoki) 経済学者
大阪大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、文化功労者。
勲等は瑞宝中綬章。学位はPh.D., Economics(マサチューセッツ工科大学・1974年)。
大阪大学経済学部教授、大阪大学経済学部学部長、国際日本文化研究センター教授、
国際日本文化研究センター所長、青山学院大学国際政治経済学部特任教授などを歴任した。
《プレゼンター・プロフィール》
崎本哲生(Tetsuo Sakimoto) 音楽愛好家
1956年、大阪府生まれの倉敷育ち。
ヴァイオリンを始めたのが3歳、挫折したのが6歳。再び目覚めたのが13歳。
その後、同志社交響楽団、宝塚市交響楽団などのコンサートマスターを歴任。
2011年より現在までヴァイオリンを馬渕清香氏に師事。
2018年京阪ホールディングス株式会社を定年退職。
2016年~2023年まで東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員。
2024年6月、「クリエイティブジャパン戦略」(白桃書房)を共著で出版。
その中で「アートは未来創造のキーワードとなるか」をテーマとした論考を寄稿。
現在、一般社団法人クラブ関西専務理事。