カテゴリーザ・コンテンポラリー, 番組情報
新番組『ザ・コンテンポラリー』の第10回、お楽しみいいただけたでしょうか。今回のテーマは〜<木の文化の音楽祭>に寄せて〜でした。《EXPO2025大阪・関西万博》の会場内で10月7日〜9日に開催される予定の【木の文化の音楽祭】を話題の起点として、日本が世界に誇るべき重要な楽器であり木の文化の重要な分野でもある、邦楽器に焦点を当てていきます。私自身、日本に生まれた作曲家として、邦楽器のための作品の創作をライフワークの重要な柱の一つに据えて来ましたので、今回は私の作品も紹介しました。特に尺八に代表されるような邦楽器が伝統的に古くから持っている音そのものや奏法などの特性・特徴が、クラシック音楽界の現代奏法や拡張された表現法に近似性を持っている点などに、皆さんにも興味を持っていただけると嬉しいです。実は『邦楽器と現代音楽は相性が良い!』のです。
【木の文化の音楽祭】のプログラム等の詳細は、近日中にこのプレゼンターブログでもご案内いたしますので、時々覗いてみてください。
番組内で再生した楽曲等の情報、及び私のブログなどの参考資料は下記の通りです。
M1 松巌軒所傳尺八古典本曲「鈴慕」 尺八独奏/三橋貴風 CD/Camerata 30CM-303
M2 松尾祐孝/「コントラストリングス第1番〜三味線とコントラバスのための四章」(1999 年初演) 三味線/⻄潟昭子 コントラバス/吉田秀 CD/TACD-4511
参考資料1)作品解説ブログ https://ameblo.jp/phonosphere/entry-12885661813.html
M3 松尾祐孝/<フォノスフェール第1番>〜尺八と管弦楽の為に(1993年作曲初演) 大野和士指揮/バーデン州立歌劇場管弦楽団 尺八独奏/三橋貴風 付け打ち/松尾祐孝 CD/BM-CD 31.9112
参考資料2)作品解説ブログ https://ameblo.jp/phonosphere/entry-12896337208.html
参考資料3)カールスルーエでの演奏会とレコーディングについて https://ameblo.jp/phonosphere/entry-12896337436.html
尚、この<フォノスフェール第1番>の音源は、Naxos Music Library でいつでもお聴きいただくことができます。参考資料4)Naxos Music Library https://ml.naxos.jp/opus/461209
では来週もまた金曜日の18:00〜19:00にお会いしましょう。