カテゴリー上方クラシック倶楽部, 番組情報
クラシック音楽においては東京以上の歴史と伝統を持ち、時代を代表する音楽家、作曲家を
数多く輩出し、音響/設備の良いホールや瀟洒なサロンが点在する関西の音楽界。
しかし昨今のメディアの東京偏重の弊害で、その魅力、情報が全国に
伝わりにくいのが現状です。そこに一石を投じ、関西の音楽シーンの「推し」を
国内外に広く紹介するレギュラープログラムが「上方クラシック俱楽部」。
関西のクラシック界の新しい情報、おすすめの音楽家や演奏会、コンサート・ホールや サロンを、
ゲストも交えながら毎月1回のペースでお届けします。
プレゼンターの崎本哲生さんはクラブ関西の専務理事にして、アマチュアオーケストラで
コンサートマスターを歴任したヴァイオリン奏者、音楽愛好家。
今回から関西弁解禁(?)でお送りします。
そして4月のゲストはピアニストの大西真衣さんです。
ソリストと並行して、室内楽にも積極的に取り組んでおられる大西さん
「30分の音楽会」というユニークな演奏会も続けておられます。
”大阪のクラシックシーンを面白くするための人材を常時募集中”という彼女のお話し
お楽しみください。
《楽曲》
1,シューベルト:ピアノソナタ第21番変ロ長調D.960~第1楽章(抜粋)
大西真衣(ピアノ)
2024年3月2日
豊中市立文化芸術センター小ホールでのライブ録音
2,ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101~第1楽章
【ゲスト・プロフィール】
大西真衣 (Mai Onishi) ピアニスト
大阪府出身。4歳よりエレクトーン、6歳よりピアノを始める。
相愛大学音楽学部音楽学科ピアノ専攻卒業。同大学卒業演奏会、新人演奏会出演。
在学中、田口奨学金を一年間授与される。
ポーランドクラクフ室内管弦楽団とショパン作曲ピアノ協奏曲第1番を共演。
2012年中之島国際音楽祭にて、大阪4大オーケストラのコントラバス奏者と共演。
ショパン国際ピアノコンクール in Asia、KOBE国際音楽コンクール、大阪国際音楽コンクール等
さまざまなコンクールで入賞。第16回長江杯国際音楽コンクール 優秀伴奏者賞。
B.カバラ、K.ギェルジョド、練木繁夫、上田晴子の各氏によるマスタークラス受講。
これまで坂本諭加子、福井亜貴子、柴田翠、長谷川美穂子の各氏に師事。
近年、室内楽に積極的に取り組んでおり、2017年にPiano Duo Stella(連弾・2台ピアノ)、
2018年にTrio Iris(ピアノ三重奏)を結成し、定期的に演奏会を行う。
ベル音楽サロン、玉造音楽教室ピアノ講師。
公式ウェブサイト
https://maionishipfinfo.wixsite.com/-site
【プレゼンター・プロフィール】
崎本哲生(Tetsuo Sakimoto) 音楽愛好家
1956年、大阪府生まれの倉敷育ち。
ヴァイオリンを始めたのが3歳、挫折したのが6歳。再び目覚めたのが13歳。
その後、同志社交響楽団、宝塚市交響楽団などのコンサートマスターを歴任。
2011年より現在までヴァイオリンを馬渕清香氏に師事。
2018年京阪ホールディングス株式会社を定年退職。
2016年~2023年まで東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員。
2024年6月、「クリエイティブジャパン戦略」(白桃書房)を共著で出版。
その中で「アートは未来創造のキーワードとなるか」をテーマとした論考を寄稿。
現在、一般社団法人クラブ関西専務理事。