カテゴリー村松としゆき ラ・ヴォ―チェ, 番組情報
注目のカウンターテナー、村松としゆきさんが 毎月一度お届けするプログラム「La Voce」
今回は、村松さんが大切なレパートリー、と語る日本の童謡、唱歌について。
世界にも類を見ない高い音楽性、文化性、そして多様性を持つ日本の童謡や唱歌が
どのように産まれ、育まれ、変わってきたのか?
戦国時代から、幕末、明治、大正、そして戦後から現代にいたる音楽史を
村松さんの考え、見解とともに振り返ります。
7月10日にサントリーホールで行われたばかりの
「第3回美しき日本のうた」コンサートの実況録音とともにお楽しみください。
《楽曲》
1、葛原しげる 作詞/ 南能衛 作曲 /三枝成彰 編曲 : 村祭り
2,加藤まさを 作詞/佐々木すぐる 作曲 三枝成彰 編曲 : 月の沙漠
3,サトウハチロー 作詞 / 万城目正 作曲 : 三枝成彰 編曲 : リンゴの唄
【演奏】
村松稔之(カウンターテナー)
東京フィルハーモニー交響楽団
初谷敬史 (指揮)
村松としゆき(カウンターテナー)
京都市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科、同大学院修士課程独唱科を首席で
修了。その後イタリアに渡り、ノヴァーラ・G.カンテッリ音楽院古楽声楽科で
研鑽を積む。
第20回ABC新人オーディション最優秀音楽賞、第16回松方音楽賞奨励賞、
第12回千葉市芸術文化新人賞、第24回青山音楽賞新人賞、第13回東京音楽
コンクール第3位等受賞。
2017年度野村財団奨学生、2019年度京都市芸術文化特別奨励生。
これまでに藤花優子、伊原直子、寺谷千枝子、R. バルコーニの各氏に師事。
NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」やABC放送(共演:大阪フィル)などの
TV、ラジオへの出演のほか、国内主要オーケストラとの共演、
日本ヘンデル協会
「フラーヴィオ」タイトルロール、A.ライマンの歌曲「カウンターテナーと
ピアノのための5つの歌曲」(日本初演)、バッハ「カンタータ」、
「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」
などのソリストを務める傍ら、2017年三枝成彰「狂おしき真夏の一日」
ユウキ役で好評を博し、現代歌曲を加えたプログラムで出演した
ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018、2020年の井上道義×野田秀樹
「フィガロの結婚」ケルビーノ役など、従来のカウンターテナーの
領域である古楽の枠だけにとらわれない幅広いジャンルでのレパートリーを
持ち、活躍の場を広げている。