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ピアニスト三舩優子さんをお迎えして,リスト「巡礼の年第1年”スイス”」を聴く~2月15日(月)「RadioBravo」#12 (18:00スタート)

こんばんは 斎藤茂です。

毎週月曜日の午後6時~7時の1時間プログラムとしてお届けしています「Radio Bravo」
今夜はOTTAVAリスナーの方の中にもファンの多いピアニスト、
三舩優子さんをゲストにお迎えしてお送りします。

バーバーのピアノ作品集、ヒナステラをはじめとする「南米ピアノ作品集」
そしてドラマーの堀越彰さんとのユニット”Obsession”、山下洋輔さんとのデュオライヴ、などなど
その多彩な活動で、クラシック音楽界にいつも元気をくれる三舩さんです。

そんな三舩さんが(意外なことに)ソロアルバムとして8年ぶりにリリースされたのが
フランツ・リストの「巡礼の年第1年 スイス」

「ウィリアム・テルの聖堂」「泉のほとりで」「ジュネーヴの鐘」など
親しみやすい楽曲が並ぶ割には聴かれる機会が多くない?この作品集について,
そこから「ショパン、シューマンはいいけどリストはちょっと・・・」という方への
”リスト聴かず嫌い克服法”についてもお話を伺いました。

なお今夜ご紹介させていただくアルバム「リスト:巡礼の年第1年”スイス”」は、
2月15日~17日の3日間限定でOTTAVAセレクトショップで特別販売をさせていただきます。
この機会をお見逃しなく!

詳細、ご購入ははこちらから
https://ottava.official.ec/

今夜ご紹介する楽曲

 リスト:巡礼の年第1年「スイス」 ~I.ウィリアム・テルの聖堂

                  Ⅸ. ジュネーヴの鐘

                 Ⅵ. オーベルマンの谷

                 Ⅳ. 泉のほとりで
       演奏:三舩優子                 

三舩優子さんのプロフィール

Yuko Mifune   Biography

幼少の頃よりニューヨークに育ち、市村光子、ジェローム・ローエンタール、帰国後は井口秋子、奥村洋子、
安川加壽子の各氏に師事。桐朋学園大学在学中、第57回日本音楽コンクール第1位。
同大学を首席卒業、演奏活動をスタートさせる。

90年、文化庁派遣研修員としてジュリアード音楽院に留学。  

ピアノをマーティン・キャニン、室内楽をサミュエル・サンダース両氏に師事。

‘91年にはロス・アンジェルスにおいてベートーベンの協奏曲第4番にてアメリカデビューを果たし、
L.A.TIMESで絶賛される。

同年フリーナ・アワーバック国際ピアノコンクール優勝後、
カーネギーホール、リンカーンセンターでリサイタルが開催される。
クラシックラジオ局WQXRではその演奏が全米放送された。

‘92年、ジュリアード・ソリストオーディション優勝、卒業演奏会に出演。
同年帰国後は、モスクワ交響楽団とモスクワ及び全国ツアー(96年)、サンクトペテルブルク交響楽団と
全国ツアー(97年)、韓国ソウル国際音楽祭(01年)、ニュージーランド・ツアー(07年)、
パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団と日本ツアー(13年)など、国内外で活躍。
‘14年5月にはトルコ・アンカラにて大統領府交響楽団と協演し、その模様は国営放送で生中継される。

録音は「リスト・巡礼の年第2年イタリア」「メフィストワルツ」「ラプソディー・イン・ブルー」
(ソニーミュージック)、「ウイングド」(キングレコード)、
「バーバー・ピアノ作品集」「南米作品集」(オクタヴィアレコード)、
2020 年12月には新レーベルMClassicsより「リスト/巡礼の年スイス」等、多数リリース。
特にバーバー、南米作品の録音は国内初の曲集で、貴重、かつ卓越の内容と絶賛される。
発売されたアルバムはいずれもすべて「レコード藝術」誌にて「特選盤」に選出される。

教育活動にも積極的に係わり、国内のみならずシンガポールなど海外でもキッズ・コンサートや
マスタークラスを度々開催。

監修・演奏を務めたピアノ教則本「DVDですぐわかる かんたんピアノの弾き方」(成美堂出版)は
初版1万部、以後増刷中で根強い人気を博す。

全180曲8枚組CD「きらきら☆ピアノ」(ビクターエンタテインメント)は高評を得て、
リリース後は付随して「きらきら☆子供ワークショップ」やアウトリーチ活動にも力を注いでいる。

また95年より5年に亘りFM横浜のパーソナリティー、‘03年から6年に亘りNHK-BS2
「週刊ブックレビュー」の司会も務めるなど、演奏以外の分野でも活躍、視聴者から高い人気と支持を集めた。

多岐に亘る才能とチャレンジ精神はとどまることなく、
2014年よりドラム・パーカッションの堀越彰と“OBSESSION”を結成。
クラシックピアノとドラムという他にない組み合わせで「最小にて最大のオーケストラ」を
目指す新しい活動を開始。同時に被災地を始め学校公演など、ドラムとピアノのアウトリーチ活動も
全国展開中。アルバムも2枚発売(オクタヴィア・レコード)、オーケストラとの共演、
コラボレーションでも注目を集める。

古典から現代音楽に至る幅広いレパートリーに定評があり、
シャープで切れのあるタッチと繊細で品格の美音、華のあるダイナミックな演奏は、
ファンを魅了し続ける、日本を代表するコンサートピアニストのひとりである。

京都市立芸術大学非常勤講師。

オフィシャルHP : yukomifune.com