カテゴリーザ・コンテンポラリー, 番組情報
新番組「松尾祐孝 ザ・コンテンポラリー」のプレゼンター、松尾祐孝(マツオ マサタカ)です。
毎週金曜日の18:00〜19:00にお耳にかかります。どうぞよろしくお願いします。
前回のこの番組で、循環形式の理解への前提となる、楽曲の全曲の統一、動機労作、について、ベートーヴェンの交響曲第5番を題材として説明と鑑賞をいたしました。そして今日は、いよいよ循環形式に足を踏み入れていきます。今日は最初に探訪する作品として、ベルリオーズの幻想交響曲を取り上げます。
一般には幻想交響曲は特に循環形式による作品とは言われていないかもしれませんが、動機労作の元祖であるベートーヴェンと、循環形式による全曲の統一を目指した後年のロマン派の作曲家達を繋ぐ、重要な存在だと私は考えています。
では、10月3日(金)18時からOTTAVAでお会いして、一緒にベルリオーズの幻想交響曲を探訪いたしましょう!
↓ 下の写真は、ベルリオーズ/幻想交響曲の私に愛聴盤です。番組内ではこの録音はご紹介できませんが、私の推薦盤としてここに紹介しておきます。東京オリンピックの年、1964年に来日したアンドレ・クリュイタンス率いるパリ管(当時はパリ音楽院管弦楽団)の、落成から間も無い時期の東京文化会館(上野)での鮮烈な演奏の録音が、後にCD化されたディスクです。
ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14 パリ音楽院管弦楽団/指揮:アンドレ・クリュイタンス (1964年5月10日 東京文化会館 Live) Altus / ALT-003 (NHK CD)
