ピアニスト 齋藤正樹さんがお届けする「音の地図」
2025年最初のプログラムです。
今回のテーマは「私の音楽遍歴」
齋藤正樹さんが初めて音楽に目覚めた頃から現在まで
夢中になった音楽、作曲家を「赤裸々に」語ります。
彼の個性的な音楽/演奏スタイルはどのようにして育まれてきたのか?
貴方の「遍歴」も思い出しながら、お楽しみください。
《楽曲》
1,ショパン:ピアノソナタ第3番ロ短調Op.58~第4楽章
渡邊智道(ピアノ)
2,グリーグ:抒情小品集第5集より「スケルツォ」Op.54-5
齋藤正樹(ピアノ)
(ニューヨーク・スタインウェイ・ホールでの9歳の時の演奏の実況録音)
3,ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1~第2楽章
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ(指揮)
4,スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰ヘ短調Op.20~第1楽章
5,マーラー(齋藤正樹編):亡き子をしのぶ歌より第2曲
「なぜそんなに暗い眼差しだったのか、今にしてよくわかる」
齋藤正樹(ピアノ)
6,アルベニス:組曲「スペイン」Op.165~マラゲーニャ
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
7,ラフマニノフ(齋藤正樹編):徹夜祷Op.37~第7曲「至(いと)高きには光栄」
齋藤正樹(ピアノ)
【プレゼンター・プロフィール】
齋藤正樹 ピアニスト
ピアノは3歳よりはじめる。少年期をアメリカで過ごし、
現地でNYスタインウェイの音色に魅せられる。
ピアノ曲に限らず、ロマン派後期と言われる時代の作曲家に特別な思い入れが
あり、ラフマニノフ、スクリャービン、アルベニス、モンポウなどの作品を
主なレパートリーとする。他にも特にロシアの作曲家の知られざる名曲を発掘し演奏することをライフワークとしている。
近年ではラフマニノフ、R.シュトラウス、マーラーなどの歌曲や管弦楽曲を
ピアノ独奏用に編曲することに力を注いでいる。
2016年7月に齋藤自身がピアノ編曲を行ったラフマニノフ作品を中心とした、1887年製のNYスタインウェイで録音したデビューアルバム「齋藤正樹ピアノの世界「夢」」をリリース。
音楽以外では人間GPSとあだ名をつけられるほどの地図好き。
趣味は日本庭園巡り、洋館巡りなど