カテゴリー上方クラシック倶楽部, 番組情報
クラシック音楽においては東京以上の歴史と伝統を持ち、時代を代表する音楽家、作曲家を
数多く輩出し、音響/設備の良いホールやサロンが点在する関西の音楽界。
しかし昨今のメディアなどの東京偏重の弊害で、その魅力、情報が全国に伝わりにくい
のが現状です。そこに一石を投じ、関西の音楽シーンの「推し」を国内外に広く紹介する
レギュラープログラムが「上方クラシック俱楽部」です。
関西のクラシック界の新しい情報、おすすめの音楽家や演奏会、コンサート・ホールや サロンを、
ゲストも交えながら毎月1回のペースでお届けします。
プレゼンターの崎本哲生さんは、クラブ関西の専務理事にして、アマチュアオーケストラで
コンサートマスターを歴任したヴァイオリン奏者、音楽愛好家。
11月のゲストは、ヴァイオリン奏者の髙橋宗久さんです。
日本センチュリー交響楽団の第2ヴァイオリン副首席を務める高橋さんは
ソリストとしても、ユニークなリサイタルを関西で続けておられます。
クラシック業界初の日本酒唎酒師(ききざけし)の資格を持ち、
関西のクラシック界と日本酒界を同時に盛り上げている高橋さんに
やっぷりとお話を伺いました。
どうぞお楽しみに!
《楽曲》
1,ヴィエニャフスキー:華麗なるポロネーズ第1番 ニ長調 Op.4
髙橋宗久(ヴァイオリン)
市川未来(ピアノ)
2024年7月17日(水) 豊中市立文化芸術センター での実況録音
2,メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90~第1楽章
日本センチュリー交響楽団
沼尻竜典(指揮)
【プレゼンター】
崎本哲生(Tetsuo Sakimoto) 音楽愛好家
1956年、大阪府生まれの倉敷育ち。
ヴァイオリンを始めたのが3歳、挫折したのが6歳。再び目覚めたのが13歳。
その後、同志社交響楽団、宝塚市交響楽団などのコンサートマスターを歴任。
2011年より現在までヴァイオリンを馬渕清香氏に師事。
2018年京阪ホールディングス株式会社を定年退職。
2016年~2023年まで東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員。
2024年6月、「クリエイティブジャパン戦略」(白桃書房)を共著で出版。
その中で「アートは未来創造のキーワードとなるか」をテーマとした論考を寄稿。
現在、一般社団法人クラブ関西専務理事。
【ゲスト】
髙橋宗久 (Munehisa Takahashi) ヴァイオリン奏者
神奈川県平塚市出身。
桐朋学園女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を卒業後、
洗足音楽大学院修士課程を修了。
これまでにヴァイオリンを梅津南美子・梅津美葉・安永徹・荒井英治、 室内楽を市野あゆみ・安永徹・小森谷泉の各氏に師事するほか、
ベルリンにてProf.Andreas Reiner氏に教えを受ける。
大阪国際音楽コンクール高校の部二位、全日本学生音楽コンクール
東京大会高校の部入選,
鎌倉学生音楽コンクール総合一位、かながわ音楽コンクール優秀賞、等。
日本演奏連盟新進演奏家育成プロジェクトにて日本センチュリー交響楽団と共演。
九州交響楽団を経て、
現在、日本センチュリー交響楽団セカンドヴァイオリン副首席奏者を務める他、
京都市交響楽団、関西フィルハーモニー等、他楽団のゲスト出演や、
演奏会の企画、また後進の指導も好評を得ている。
また、クラシック業界初の日本酒唎酒師の資格を保有しており、
日本酒とクラシック音楽のイベント「聴呑処」を開催し、
両方のフィールドを熱くしている。
同時に、大阪の酒販店「酒 高蔵」にてインターン生として経験を積んでいる。