カテゴリー上方クラシック倶楽部, 番組情報
クラシック音楽においては東京以上の歴史と伝統を持ち、時代を代表する音楽家、作曲家を
数多く輩出し、音響/設備の良いホールやサロンが点在する関西の音楽界。
しかし昨今のメディアなどの東京偏重の弊害で、その魅力、情報が全国に伝わりにくい
のが現状です。そこに一石を投じ、関西の音楽シーンの「推し」を国内外に広く紹介する
レギュラープログラムがスタートします。
毎月一度のペースでお送りする「上方クラシック俱楽部」。
関西のクラシック界の新しい情報、おすすめの音楽家や演奏会、コンサート・ホールや サロンを、
ゲストも交えながらご紹介していく番組です。
プレゼンターの崎本哲生さんは、クラブ関西の専務理事にして、アマチュアオーケストラで
コンサートマスターを歴任したヴァイオリン奏者、音楽愛好家。
番組では毎回、崎本さんが注目する音楽家を始め、関西の音楽シーンをリードする人々を
ゲストに迎えてお送りします。
第1回めのゲストは、ヴァイオリン奏者の馬渕清香さん。
大阪を拠点に活動し、近年は特に室内楽に力を入れている馬渕さんが
柔軟な発想で展開されているユニークなコンサート企画などについて伺いました。
「なんでやねん」精神で、今日もおもろいコンサートが、きっと開かれている(?)
大阪のクラシック・シーンのお話し
お楽しみください。
≪楽曲≫
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲~第4番ニ長調 TWV40-17
演奏:馬渕清香(ヴァイオリン)
ミハエル・ハイドン:ヴァイオリン、チェロ、コントラバスのための
ディヴェルティメントハ長調~第1楽章
演奏:馬渕清香(ヴァイオリン)
小棚木優(チェロ)
三井脩平(コントラバス)
(マンスリー室内楽シリーズ第5回公演での実況録音)
ドヴォルザーク:テルツエット ハ長調 作品74~第1楽章
演奏:馬渕清香、萩原合歓 (ヴァイオリン)
佐本博子(ヴィオラ)
(マンスリー室内楽シリーズ第27回公演での実況録音)
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番ニ短調Op.108~第1楽章
演奏:馬淵清香(ヴァイオリン)
多川響子(ピアノ)
【プレゼンター】
崎本哲生(Tetsuo Sakimoto) 音楽愛好家
1956年、大阪府生まれの倉敷育ち。
ヴァイオリンを始めたのが3歳、挫折したのが6歳。再び目覚めたのが13歳。
その後、同志社交響楽団、宝塚市交響楽団などのコンサートマスターを歴任。
2011年より現在までヴァイオリンを馬渕清香氏に師事。
2018年京阪ホールディングス株式会社を定年退職。
2016年~2023年まで東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員。
2024年6月、「クリエイティブジャパン戦略」(白桃書房)を共著で出版。
その中で「アートは未来創造のキーワードとなるか」をテーマとした論考を寄稿。
現在、一般社団法人クラブ関西専務理事。
【ゲスト】
馬渕清香 (Sayaka Mabuchi) ヴァイオリン奏者
3歳よりヴァイオリンを始める。 全日本学生音楽コンクール第1位。
桐朋学園大学卒業後、ヨーロッパ各地の音楽祭などで研鑽を積む。
イタリア・シエナのキジアーナ音楽祭にてファイナルコンサート出演
キジアーナ・ディプロマ賞を受賞。イタリア・グッビオ国際 Duo コンクール入選。
2005 年より活動の拠点を関西に移し、クラシック音楽の素晴らしさを
聴衆の皆さまと一体となって味わえるよう、お話や演出にも趣向を凝らした
自主公演の企画に力を入れている。
ピアニスト多川響子と共に 2016 年ルーマニア、2017 年東京、神奈川、名古屋、
2018 年大阪にて Duo リサイタル開催。
また『四次元三重奏団 vol.1&vol.2』『琥珀 vol.1&vol.2』の計4枚の CD をリリース。
2019 年 1 月には初のソロアルバム『SAYAKA MABUCHI SOLO RECITAL』を発売。
現在「Duo Moon Stones」「四次元三重奏団」「ヴィクトリア・アンサンブル」等の
室内楽ユニットをはじめ、ソロやオーケストラでも活動。
ヴァイオリンを小国英樹、原田幸一郎、工藤千博、田辺良子各氏に師事。大阪府出身。
公式ホームページ: https://s-sepia.com/