カテゴリー村松としゆき ラ・ヴォ―チェ, 番組情報
注目のカウンターテナー、村松としゆきさんが 毎月一度お届けするプログラム「La Voce」
1980年に創設され、今年で44回目を迎えた草津音楽祭(草津夏期国際アカデミー&フェスティヴァル」に11日間参加した村松さん、
今年は世界的メゾ・ソプラノのアンゲリカ・キルヒシュラーガーさんの
マスタークラスを受講し、名教師としても知られるアンゲリカさんから
豊かな倍音を響かせるための「声のポジション」
具体的には鼻腔の使い方などについて学びました。
人間には4つの鼻腔(副鼻腔)~前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞、上顎洞~があり
ここを意識することで、声はグッと豊かになる!
村松さんが実際に歌いながら教えてくれます。
歌を勉強されている方には、きっと役立つ今回の「ラ・ヴォーチェ」
じっくりお聴きください。
《楽曲》
1, 髙田三郎 作曲 高野喜久雄 作詞: くちなし
2,リヒャルト・シュトラウス作曲 ヘルマン・ヴォン・ギルム作詞:万霊節
村松稔之(カウンターテナー) 越知晴子(ピアノ)
3、山田耕筰 作曲 北原白秋 作詞:からたちの花
村松稔之(カウンターテナー)藤江圭子(ピアノ)
村松としゆき(カウンターテナー)
京都市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科、同大学院修士課程独唱科を首席で
修了。その後イタリアに渡り、ノヴァーラ・G.カンテッリ音楽院古楽声楽科で
研鑽を積む。
第20回ABC新人オーディション最優秀音楽賞、第16回松方音楽賞奨励賞、
第12回千葉市芸術文化新人賞、第24回青山音楽賞新人賞、第13回東京音楽
コンクール第3位等受賞。
2017年度野村財団奨学生、2019年度京都市芸術文化特別奨励生。
これまでに藤花優子、伊原直子、寺谷千枝子、R. バルコーニの各氏に師事。
NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」やABC放送(共演:大阪フィル)などの
TV、ラジオへの出演のほか、国内主要オーケストラとの共演、
日本ヘンデル協会
「フラーヴィオ」タイトルロール、A.ライマンの歌曲「カウンターテナーと
ピアノのための5つの歌曲」(日本初演)、バッハ「カンタータ」、
「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」
などのソリストを務める傍ら、2017年三枝成彰「狂おしき真夏の一日」
ユウキ役で好評を博し、現代歌曲を加えたプログラムで出演した
ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018、2020年の井上道義×野田秀樹
「フィガロの結婚」ケルビーノ役など、従来のカウンターテナーの
領域である古楽の枠だけにとらわれない幅広いジャンルでのレパートリーを
持ち、活躍の場を広げている。