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5月23日(木)18:00 ギター、リュートのルーツ “ウード”の第一人者の生演奏をたっぷりと!『オリジン!常味裕司 ウード ライブ』

カテゴリーPresenter Program, 番組情報

撥弦楽器(はつげんがっき)弦を指やピック、撥(ばち)などで弾く楽器の
総称です。
ギター、リュート、日本の琵琶などが代表的なものと言えますが
これら撥弦楽器のルーツ(オリジン)はすべて「ウード」という楽器とされています。
                                
ササン朝ペルシャに産まれたとされている(正確には分かっていない)このウードは、
現在もアラブ世界で「楽器の女王」と呼ばれ、広く愛されています。
                               

今年の「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2024」は
”オリジン すべてはここからはじまった”をテーマに開催されましたが
OTTAVAでは期間中の5月4日、撥弦楽器のオリジンであるウードの
第一人者、常味裕司(つねみゆうじ)さんをぴあクラシック+OTTAVAステージにお迎えし
ライブとトークショーを公開収録いたしました。
常味さんと「UTAUD」というユニットを結成している
ソプラノの大城みほさんもゲストに登場!
歌とウードによる「月の沙漠」などを聴かせてくれました。
 

                             

2,000年の悠久の時を超えて、今も人々の心を魅了するウードの調べを
お楽しみください。
                                                            

                                                               

《曲目》                                                                

1,アル・ダルウィッシュ作曲:サマーイ・ナハワンド (シリア)                                

                                                            

2,作者不詳:アル・メディナ・ムナウクラ(光り輝く街)   (イラク)                        

                                                              

3,加藤まさを(作詞)佐々木すぐる(作曲):月の沙漠                                

                                                            

4,アラブ宮廷歌曲:ランマーバーダー・ヤタサンナ
                                                               

          演奏:常味裕司(ウード)                                      
             大城みほ(ソプラノ)
                                                

          2024年5月4日(土)東京国際フォーラム ホールE
          ぴあクラシック×OTTAVAステージでの実況録音                                                      

                                                                

  

   

ウード 常味裕司 Yuji Tsunemi
日本のみならず、東アジア地域におけるウード演奏家のパイオニア、第一人者と称される。
スーダンのウード奏者、故ハムザ・エル=ディン氏のもとで演奏を学び、89年よりチュニジアへ渡り、アラブ世界を代表するチュニジアのウード奏者、故アリ・スリティ氏に師事。帰国後は積極的な
演奏活動を展開。ウードの魅力を伝え続けるとともに日本人ウード奏者の輩出にも寄与し、
各ジャンルへ影響を与え続けている。全国各地でのライブ、コンサート出演のほか、
都内の各国大使館での演奏も数多い。NHKの新・シルクロードではアラブ音楽の監修を行なっている。楽曲提供、レコーディングも多数。その稀有な存在はテレビ、ラジオ等でも多く取り上げられている。      

                                                             

    

ソプラノ 大城みほ Miho Oshiro
東京生まれ。3才より歌を習い始める。武蔵野音楽大学声楽科卒業。プロ合唱団所属後フリー。
各地でのホール、音楽サロン等のコンサートに多数出演のほか、テレビ、ラジオ、CD、映画音楽、
教科書教材等の製作にも多数参画。第九、メサイア等のソリストも務める。世界七カ国の歌を原語で
演奏。2012年よりギター、ウード、リュート、琵琶、ソプラノの共演による「月の沙漠コンサート」を企画、演奏、主宰。ソロ、デュオで11回のリサイタルを東京にて開催。演奏活動はアンサンブルを軸として幅広く展開。特にウード奏者、常味裕司氏とのデュオ、UTAUD(ウタウド)では、アラブ音楽と
日本の古謡のクロスオーバー・クラシックを追求。撥弦楽器をこよなく愛し、癒し系シルクヴォイスと172cmの舞台映えする容姿でファンを魅了し続けている。