カテゴリー村松としゆき ラ・ヴォ―チェ, 番組情報
注目のカウンターテナー、村松としゆきさんが 毎月一度お届けするプログラム「La Voce」
「プラハとウィーン 二つの楽都ーブラームスとドヴォルジャーク」をテーマに
8月に行われた「第43回草津国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」に参加した村松さん。
今回彼が歌ったのは若き日のドヴォルザーク傷心の歌曲集『糸杉』。
そしてウィーンを代表するピアニストのひとりで
現在ウィーン国立音楽大学教授およびピアノ学部の学部長を務める巨匠
クリストファー・ヒンターフーバーとの共演が実現しました。
ドヴォルザークの失恋の痛みが込められた歌曲集「糸杉」について
歌詞もご紹介しながら、
実況録音8曲をお聴きいただきます。
お楽しみください。
《楽曲》
ドヴォルザーク:歌曲集『糸杉』B.11より
第1曲:愛の想いに苦しむものに
第2曲:あなたの甘美な瞳のなかで
第4曲:逆境に苦しめられても
第6曲:甘美な希望のなかであなたを愛する
第8曲:あれほど愛の幸せを願ったのに
第9曲:悲しげなあなたに
第14曲:森の小川のほとりで
第18曲:なぜわたしの歌は
歌唱 村松稔之 (カウンターテナー)
ピアノ クリストファー・ヒンターフーバー
2024年8月24日 草津音楽の森国際コンサートホールでのライブ収録
村松としゆき(カウンターテナー)
京都市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科、同大学院修士課程独唱科を首席で
修了。その後イタリアに渡り、ノヴァーラ・G.カンテッリ音楽院古楽声楽科で
研鑽を積む。
第20回ABC新人オーディション最優秀音楽賞、第16回松方音楽賞奨励賞、
第12回千葉市芸術文化新人賞、第24回青山音楽賞新人賞、第13回東京音楽
コンクール第3位等受賞。
2017年度野村財団奨学生、2019年度京都市芸術文化特別奨励生。
これまでに藤花優子、伊原直子、寺谷千枝子、R. バルコーニの各氏に師事。
NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」やABC放送(共演:大阪フィル)などの
TV、ラジオへの出演のほか、国内主要オーケストラとの共演、
日本ヘンデル協会
「フラーヴィオ」タイトルロール、A.ライマンの歌曲「カウンターテナーと
ピアノのための5つの歌曲」(日本初演)、バッハ「カンタータ」、
「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」
などのソリストを務める傍ら、2017年三枝成彰「狂おしき真夏の一日」
ユウキ役で好評を博し、現代歌曲を加えたプログラムで出演した
ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018、2020年の井上道義×野田秀樹
「フィガロの結婚」ケルビーノ役など、従来のカウンターテナーの
領域である古楽の枠だけにとらわれない幅広いジャンルでのレパートリーを
持ち、活躍の場を広げている。