チェリスト伊藤悠貴が、金曜日の午後6時
レギュラー・プレゼンターとして
リスナーの皆さんと一緒に、音楽、芸術を語りあうこの番組
8月、9月、伊藤さんはお休み、
代演を務めてくれるのは、ピアニストの齋藤正樹さん
「音の地図」と題して、ロマン派の作曲家の魅力を
ナビゲートしてくれます。
今夜は今年が生誕150年の作曲家、アレクサンドル:スクリャービン
(1872-1915)を特集。
何を、どう聴いたらよいのか?
なかなかに難しいスクリャービンの作品の中から
今回は作品番号10~30番台の「前期」「中期」の名曲をセレクト
生粋のロマンティストである彼の若い頃の楽曲を
解説、アナリーゼとともにお楽しみください。
楽曲
1, スクリャービン:ワルツ 変イ長調 Op.38
演奏:齋藤正樹(ピアノ)
2, スクリャービン:ロマンス「美しい人を夢見たかった」(ピアノ版)
演奏:齋藤正樹(ピアノ)
3,スクリャービン:即興曲 嬰ヘ短調 Op.14-2
演奏:齋藤正樹(ピアノ)
4,スクリャービン:ピアノ協奏曲 Op.20 ~第1楽章
5,スクリャービン:ポロネーズ 変ロ短調 Op.21
演奏:齋藤正樹(ピアノ)
6, スクリャービン 前奏曲 Op.17-6 変ロ長調
演奏:齋藤正樹(ピアノ)
【プロフィール】
齋藤正樹(さいとうまさき) ピアニスト
ピアノは3歳よりはじめる。少年期をアメリカで過ごし、
現地でNYスタインウェイの音色に魅せられる。
ピアノ曲に限らず、ロマン派後期と言われる時代の作曲家に特別な思い入れが
あり、ラフマニノフ、スクリャービン、アルベニス、モンポウなどの作品を
主なレパートリーとする。他にも特にロシアの作曲家の知られざる名曲を発掘し演奏することをライフワークとしている。
近年ではラフマニノフ、R.シュトラウス、マーラーなどの歌曲や管弦楽曲を
ピアノ独奏用に編曲することに力を注いでいる。
2016年7月に齋藤自身がピアノ編曲を行ったラフマニノフ作品を中心とした、1887年製のNYスタインウェイで録音したデビューアルバム「齋藤正樹ピアノの世界「夢」」をリリース。
音楽以外では人間GPSとあだ名をつけられるほどの地図好き。
趣味は日本庭園巡り、洋館巡りなど
番組へのメールはこちらまでお送りください。
yuki@ottava.jp
The Romantic
「幻想の中の現実」を追い求め、ロマン主義に挑戦し続ける人生でありたい。
(伊藤悠貴)